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レザン・アメリカン・スクール
渡航同行
サマースクールがくれた、子どもたちの「最初の一歩」
こんにちは。スイスで子育てを終え、現在は日本からスイスに旅立つご家族のサポートをしています、在田です。ヴィラールにあるプレフルーリでは、10年以上にわたり、日本から留学してくる子どもたちと関わってきました。去年の夏は、初めてFESスタッフとして、サマースクールに参加するお子さまたちと渡航同行サービスでスイスまでご一緒しました。今年も2026年サマースクールの募集が始まり、参加されるお子さんやご家族の皆さまの「ワクワク」と「ドキドキ」を、あらためて自分自身の体験に重ねているところです。私自身、スイスに29年住む中で、二人の子どもを地元にあるレザン・アメリカン・スクールのサマースクールに、何度も送り出してきました。初めての年、小学生だった娘と息子を少し緊張しながら学校へ連れて行き、強張った表情の子どもたちをスタッフに引き渡しました。私自身も心細い思いを抱えながら、学校を後にしたことを今でもよく覚えています。当時、子どもたちは地元校でフランス語の授業を受けており、英語はほとんど話せませんでした。「英語を話せない子どもたちは、本当に大丈夫なのだろうか……」そんな不安が、常に頭から離れませんでした。サマースクール2日目の夜のことです。「同室の男の子がゲームしててうるさいの……」息子がトイレの中から、泣きながら電話をかけてきました。規則を守らずゲームを部屋に持ち込む子がいたり、「どうして自分で部屋を片付けないといけないんだ!メイドを呼べ!」と叫ぶ子がいたり。日本人の感覚とは大きく異なる価値観を持つ子どもたちとの出会いは強烈で、初めてのサマースクールは、なかなかのカルチャーショックだったようです。それでも、言葉は十分に通じなくとも少しずつ友達ができ、サマースクールはなんとか無事に終了しました。2年目、3年目と参加を重ねるにつれ、最初は驚きの連続だった外国の子どもたちの言動も、次第に笑い話にできる余裕が生まれてきました。親への連絡は少しずつ減り、こちらから何度も連絡して、やっと短い返信が返ってくるだけに。子どもたちはたくましくなり、きっと楽しんでいるのだと分かりながらも、親としては少し寂しく感じるほどでした。そうして変化していった我が家の子どもたち。現在、娘はオーストラリアのホテルで働き、息子はスイスの大学院に在籍し、英語で授業を受けています。長期留学をしたわけではないのに、いつの間にか自然と英語を使いこなしている姿を見ると、不思議な気持ちになります。「どうして英語が話せるようになったの?」そう尋ねると、二人から同じ答えが返ってきました。「きっかけは、サマースクールかな?」もちろん、サマースクールに行っただけですぐに英語が上達するわけではありません。けれど、英語に対する抵抗感がなくなり、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちがいることを「当たり前」として受け入れられるようになった。その土台は、ヨーロッパ、南米、アジア、中東、アフリカと、世界中から子どもたちが集い、同じ時間を過ごすスイスのサマースクールで育まれたのかもしれません。初めての海外体験に不安を感じているご家庭にとって、この経験が、少しでも安心やヒントにつながれば嬉しく思います。








