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聞いてみました!ほぼ50年前の卒業生にインタビュー
現在スイスで留学されるご家庭のサポートを担当しております、伊藤です。なんと今回の記事では、およそ50年前にコレージュ・アルパン・アンテルナショナル・ボー・ソレイユ(CollègeAlpinInternationalBeauSoleil)を卒業した3人の方へのインタビューをお届けします!その卒業生のひとりは、私の夫です。夫は、スイス・ヴィラールにあるボー・ソレイユの卒業生。幼少期をアフリカ各地で過ごし、中学生になる頃には近くに通える学校がなかったため、単身でスイスのボーディングスクールに進学することになりました。それから50年。現在は家族とともに再びスイスで暮らしています。子どもたちの体験を通して、彼自身も改めてスイス生活を楽しんでいるように見えます。10歳を過ぎてスイスでの生活を始めた彼は、20歳になる頃にはスキー・モーグルの分野で、オリンピック出場を検討するほどのレベルにまで上達しました。アルプス山脈の恵まれた環境の中、週に3〜4回の練習に加え、週末には大会にも出場するという中で、彼のスキー人生は大きく育まれていったのです。彼がスイス・アルプスでの学生時代を心から楽しんでいたことが伝わってくるのは、子どもたちと一緒にスキーに出かけるたびに感じます。「あのスキー場のこのコースは、幅が広くて傾斜もゆるやかだから初心者にいいね」などと、細かくコースの特徴を覚えていて、その日の気分や子どもたちのレベルに合わせて、スイス各地の最適なスキー場を選んでくれるのです。そのころ一緒にスキーをした仲間、寮の人気メニューのチキン料理を分け合った仲間、今も強い絆で繋がっています。そんな仲間たちに最近会いに行きました。会いに行った場所は彼らの別荘がある、モロッコ。ボー・ソレイユを卒業した後に、パリでファッションデザイナーとインテリアデザイナーとして活躍した彼女がこの別荘のインテリアデザインをしました。そう、今回インタビューする他二人のお友達は、ボー・ソレイユで出会い、今でも仲良しの夫婦。そんな三人は卒業アルバムを見ながら、思い出話に花が咲きます。横で話を聞きながら、彼らが通っていた頃のボー・ソレイユと、現在のボー・ソレイユを比べて、大きく変わった点に気づきました。それは、学校のメイン言語がフランス語だったということです。ボー・ソレイユのように長い歴史を持つボーディングスクールでは、言語の使われ方や生徒の構成が、その時代ごとの国際的な流れを色濃く反映しているようです。かつては、スイス国内や近隣のフランス、あるいはフランス語圏の生徒が中心で、校内ではフランス語が主なコミュニケーション言語として使われていました。現在では、英語が学校の中心的な言語となり、世界各国から多様な背景を持つ生徒が集まる、より国際的な環境へと変化しています。今年6月に開かれたボー・ソレイユの115周年記念パーティーには、彼らを含め多くの卒業生が参加しました。その際、在校生たちと話す機会があったそうですが、自然と英語での会話が交わされ、言語の変化を改めて実感したと話してくれました。このように、ボーディングスクールもまた、世界のグローバル化の波に応じて進化を続けており、その変化は言語や文化的多様性の面にもはっきりと表れています。とても興味深いことだと感じました。さらに、彼らや他のボー・ソレイユの卒業生のお友達に共通していること現在もグローバルな舞台でリーダーとして活躍していること。卒業後は世界各地に拠点を構え、それぞれが自分自身に挑み続けているような。すでにリタイアされたお友達は、大きなキャンピングカーで世界を旅し続けています。まるで、スイスで育んだ冒険心が、今も心の奥に根付いているかのようです。今回、夫のお友達とゆっくり時間を過ごし、ボーディングスクールで育まれる「人とのつながり」の強さを改めて実感しました。お友達の様な、兄弟の様な、家族の様な…半世紀を経ても変わらない絆。おじちゃんになっても子供の様にからかい合う様子を見て、私もタイムスリップしたような感覚になりました。次は、どこでまた子供の様にからかい合うのでしょう・・・楽しみです!















