株式会社FESスイス留学センター
弊社では、ご家庭の教育方針やライフプランに合わせた最適なご提案をさせていただくべく、スイス以外の国への留学支援も開始いたしました。
シンガポールを拠点とする、FESスイス留学センターのグループ企業 FES Global Education株式会社 にてご案内させていただきます。

現在スイスで留学されるご家庭のサポートを担当しております、伊藤です。
冬休みが始まり、年末の街も活気づいてきました。
学校がある日常とは少し違い、生活リズムも変わるこの時期。いつもより、ゆっくりお子さまと過ごす時間も増えますね。
子どもたちが遊ぶ様子を見ながら、ふと頭をよぎるのはスイス留学…。少し時間に余裕ができると、なんとなく気になってしまうものです。
とはいえ、焦る必要はありません。この段階で、スイスへ「行くかどうか」や、正規留学を「いつ始めるか」を決める必要はないのです。
むしろ今は、親として子どもと向き合いながら、少しずつ考えを整理していくことが大切な時期。
実際にスイス留学を経験させた多くの親御さんも、準備前の段階で取り入れていたプロセスのひとつが「結論を出さない会話」でした。
答えを求めるのではなく、子どもの気持ちや考えを言葉にしてもらう。その積み重ねが、親にとっても子どもにとっても、自然に判断材料を整理していくことにつながります。
さて、お子さんは、どれくらいスイスのことを知っているでしょうか。
冬休みの、少し余裕のある時間に、世界地図を見ながら話してみるのもおすすめです。
「ここにスイスがあるよ」
そう言って地図を指さしてみると、色々な質問が出てくるかもしれせん。
飛行機で何時間かかるの?
スイス人は何語を話すの?
ボーディングスクールって、どんな学校があるの?
ご飯はどんなものを食べるの?
英語ができなくても通えるの?
お正月は家に帰ってこれるの?
こうした質問は、答えを知るためというより、想像力を膨らませるための会話です。答えが決まっていなくても、まったく問題ありません。
子どもが自由に考え、具体的な興味を持つことで、親も子どもも、少しずつ気持ちや関心を整理できていきます。
大切なのは、その場で正しい答えを教えることではなく、「そうなんだね」「そんなふうに思うんだ」と、まずは子どもの言葉を受け止めること。
会話を重ねていくうちに、「楽しそう」「ちょっと不安」「もっと知りたい」そんな気持ちが、少しずつ見えてくるようになります。その気持ちこそが、将来スイス留学を考える際の、大切な判断材料です。
今はまだ、答えが出なくていい。
むしろ、答えを急がない時間があるからこそ、後悔のない選択につながります。
そしてもし、「うちの子の場合はどうだろう?」「どんな選択肢があるのか、知りたい」と感じたら、第三者に相談してみるのもひとつの方法です。
実際に多くのご家庭が、留学を決める前の「何も決まっていない段階」で相談をされています。
親子の会話だけでは見えにくい部分を整理することで、選択肢が、よりクリアになることも少なくありません。
「楽しみ」と「不安」が混ざるのは、ごく自然なこと。そのどちらも大切にしながら、ご家庭に合ったペースで考えていけばいいのだと思います。
さて、同じような時期を過ごした子供達も、数あるスイスのボーディングスクールの中から一番自分に合う学校を見つけ、正規留学を開始し、寮生活をこなしてきました。
そして、勝ち取ったと言ってもよい冬休みに、日本の家へ帰ってきています。
久しぶりに会う家族や親せき、友人との時間を、改めて大切に感じながら楽しく過ごしているようです。
一歩踏み出したからこそわかる家族の大切さ。
一歩踏み出したからこそ見えてくる日本。
スイス留学を経験したからこそ生まれた、新たな「自分」と向き合う、かけがえのない家族との休息時間を十分に満喫している様子を伺え、深い感動を覚えます。
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