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アメリカ留学・イギリス留学と比較してわかった、スイス留学という最適解
現在スイスで留学されるご家庭のサポートを担当しております、伊藤です。「留学」と聞くと、まず思い浮かぶのはアメリカやイギリスではないでしょうか。アメリカやイギリスは長年にわたり王道の留学先として知られています。さて、本当にその選択が“最適解”なのでしょうか。いま、教育水準の高さ、安全性、そして国際性のバランスという観点で、静かに、しかし確実に評価を高めているのがスイス留学です。スイスは世界トップクラスの教育機関を有し、政治的にも安定し、治安の良さでも知られる国で、さらに公用語が複数ある多言語国家であり、ヨーロッパの中心という地理的特性から、国際的な感覚を自然に身につけられる環境が整っています。実は国際的には、スイス留学は「新しい選択肢」どころか、長年にわたり富裕層やロイヤルファミリーに選ばれてきた伝統ある進路でもあります。格式あるボーディングスクールや名門教育機関には、世界各国の王族やエリート層の子弟が集い、静かな環境の中で質の高い教育を受けてきました。つまりスイスは、華やかに宣伝されることは少なくとも、知る人ぞ知る“本物志向”の留学先として評価され続けてきた国なのです。将来を見据え、堅実かつ国際的な視野を育む選択肢として、いま改めてスイス留学が注目を集めています。私は高校時代をイギリスで、大学時代をアメリカで過ごしました。同じ「英語圏」でも、その空気や文化、価値観、そして日々使う英語表現までも、驚くほど違っていました。今回は、そんな2つの国での留学経験を簡単に紹介します。高校生のとき、私はイギリス留学を選びました。理由は大きく2つあります。ひとつは「使える英語」を身につけたかったから、もうひとつはイギリスの音楽が好きだったからです。そんな憧れを胸に、単身イギリスへ渡り、寮生活をスタートさせました。留学生の割合はとても少なく、アジア人もほとんどいない環境で、アジア人の名前にも慣れていない生徒が多く、私の名前はなかなか覚えてもらえませんでした。友達を作りたい気持ちはあるのに、自分からうまく話しかけることができず、言葉に詰まり、タイミングを逃し、また一日が終わる…そんな日々が続きました。そんな中で、私がかろうじて自分を表現できたのは、言葉に頼らなくてもいい授業でした。同じ数字を使う数学、体で表現できる体育、そして音で気持ちを届けられる音楽の授業です。慣れないイギリスの食事も含め、高校時代の私は、どちらかといえば受け身で、環境に慣れることで精一杯でした。けれど、イギリスでの経験があったからこそ、次は“挑戦する側”になりたいと思えたのです。そして迎えたアメリカでの大学生活。少しずつ英語力も経験値も上がり、友達作りもスムーズになりました。さまざまな国の友達と交流し、休みには各国を訪れる機会にも恵まれました。今でも「また皆でボストンに集まろう」と約束しています。イギリスに比べ、アメリカは国際色がより豊かでした。多民族が集まるキャンパスは独特で自由、常に新しい刺激にあふれていました。ただ、その一方で、民族色を強く出しすぎると周囲との調和を欠くこともあり、当時の私はアジア人であること、日本人であることを100%自信を持って出すことを控え、周囲とバランスを取りながら中和的な雰囲気で過ごしていたような気がします。そんな2カ国の雰囲気を体験した後、現在はスイスで生活しています。スイスでは、アジア人として、日本人としての自分に誇りを持って暮らせている自分がいます。そして、これは世界中を通して私自身が強く感じていることですが、皆さん日本が大好きです。スイスでの生活の中でも、スイス人の日本好きを日々感じます。古い文化も、新しい文化も、食も、ファッションも、建築も、漫画やアニメを含むアートも…皆さん本当に日本が大好きです。そんな日本愛を身近に感じられるのも、スイスでの生活の魅力のひとつです。スイスも国際色が豊かで、長い歴史の中で中立国としての立場を保ってきたことが、こうした環境を生み出しているのかもしれません。イギリスやアメリカは、確かに長年にわたり王道の留学先として知られています。多くの学生が目指す場所であり、語学や文化体験の面でも確かな実績があります。けれど、私自身が体験したように、留学先によって身につく感覚や価値観は大きく異なります。スイス留学は、派手さや知名度では目立たないかもしれません。しかし、落ち着いた環境の中で国際的な視野を育むことができ、多文化の中で自分の立ち位置や価値観を自然に見つけられること。それこそが、スイスならではの奥深い魅力であり、他国の留学にはない価値だと私は感じています。留学先を選ぶとき、語学や名声だけでなく、こうした“生活の中で身につく国際感覚”や“自分の価値観を育む経験”も、選択肢に加えてほしいと思っています。










